今月の人、松崎裕子さん

オーランドで暮らす人々

Matsuzakiプロマラソンスイマー 松崎裕子(まつざき ゆうこ)
マラソンスイミングとは、海や川、湖などの大自然の中で長距離を泳ぐ競泳競技で、中には88キロという想像を絶する過酷なレースもあるといいます。待ち合わせのホテルのロビーに着くと、彼女の立っている所だけが光って見えました。もちろん照明のせいではなく、彼女自身の持つ明るさ、健康美、そして生命力のオーラだったのでしょう。

Q. オーランドに来たきっかけ
A. 20年ほど前アルゼンチンのレースに参加した時のことなのですが、日本からレース開催地まで飛行機と不便なバスを乗り継ぎ、かかった時間が合計48時間。現場に到着したときはすでに200キロほど泳いだのではないかと思うほどの疲労感でぐったり。試合どころじゃなかったですね。レース後また同じ時間をかけて日本に帰るのは疲労を倍増させるだけだと思い、ディズニーが好きな事もあってオーランドで途中下車しました。偶然市内で私にとって練習しやすいプールを発見。この場所なら十分なトレーニングが出来ると思い、活動拠点をオーランドに移しました。

Q. 日本に帰りたいと思った時
A. 「帰りたい」と思う事はあまり無いのですが、美味しそうな日本食の写真や「期間限定」などのフレーズのお菓子等の写真をみると「あ〜日本にいって今すぐ食べたい・・・」と思います。

Q. オーランドの好きなところ
A. オーランドの暖かい気候が好きですね。私は極度の寒がりなんです。日本にいた頃は秋が始まりそうなるとコタツを押し入れから出し、冬になる一歩手前でコタツをオンにしてしっかりと潜り込んでました。コタツに入ったらもう最後、何をいわれてもテコでも動かず、よく母に怒られてましたね。オーランドでは寒さのために外出するのがイヤになる事は滅多にないです。私は寒さには弱いですが暑さにはかなり強いですよ。炎天下、自転車に乗って汗だくで走り回っている姿を見て心配してくださる方もいらっしゃいますが、私は大丈夫です。ご安心ください。

Q. オーランドの不便なところ
A. 平均より若干強い脚をもっているせいでしょうか、昔からどこにいくのも迷わず自転車でした。自転車があれば移動手段に困る事は無いと固く信じていましたが、ここでは施設が点在しているので、どこに行くのにも多少の気合いが必要です。車が無いので行動範囲はどうしても狭くなりますし、夜の自転車走行は危ないので,日が暮れたら気軽に外出できないところが不便ですね。それにここ最近の雨、いやですねぇ。自転車を走らせるタイミングを間違えると土砂降りに遭遇し道ばたでズブ濡れです。私は水泳選手ですが、地上にいるときは濡れたくないです。

Q. オーランドで好きなレストラン
A. 基本的に自炊をしていますからレストランに行く機会はあまりないのですが、お誘いがあって行くときは日本食がいいなと思ってます。行くとしたら職場に近いアキレストランさん、花水木さん、らん月さん(過去職場に近かった)でしょうか。私が勤務するローゼンホテルズ&リゾートにも「Banrai」という寿司レストランがあり、リッチな気分でお寿司を食べたいときはそこに行きます。

Q. オーランドでの娯楽
A. デイズニーに行くのが好きですね。お天気のいい休日にのんびりとパーク内を散歩するのは楽しいです。オーランドに来てからはモールに行くのも好きになりました。なにしろこの肩幅でしょ、日本では私が着れるレディースの服が殆どないんです。洋服選びにどれだけ苦労した事やら。苦労して探しても無いんですから結局年がら年中ジャージでした。でもどうやらアメリカでは私は驚くほど大柄なほうではなしく、どこの店にいっても服も靴もサイズがあり、選びたい放題。ありがたい事です。

Q. 今後の目標/夢は?
A. 記録の世界に生きていますから、やはり自分の持つ世界記録を更新することですね。記録は出しては破られるということの繰り返しですが、体力が続く限り記録更新に挑戦していきたいです。マラソンスイミングはまだ発展途上のスポーツですから,今後の業界発展のために、自分の経験を生かしながら焦らずじっくりと粘り強く普及活動していけたらいいと思ってます。

松崎 裕子
マラソンスイミング・ワールドカップで世界を転戦。
1999年マラソンスイミング 世界ランンキング8位。
2010年国際マラソンスイミング殿堂に日本人初の殿堂入り
オーランド、レイクケイン83キロ泳 33時間24分・世界記録
Rosen Hotels & Resort :Japanese sales
International Marathon Swimming Hall of Fame : Vice President Asia
Open Water source , LLC: Director , Asia Continental Region

日本人唯一のプロマラソンスイマーである裕子さん。これからも身体に気を付けて、益々のご活躍を期待しています。裕子さんのことをもっと知りたい方には、本も出版されています。
“松崎裕子‐日本人初のプロ・マラソンスイマー”  松崎裕子 著 (株)舵社

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