今月の人 原忠之(はらただゆき)さん

オーランドで暮らす人々

HaraTadayuki (Tad) HARA, PhD/原 忠之 博士
セントラルフロリダ大学
ローゼン・ホスピタリティ経営学部副学部長・博士(ホテル経営・観光経済)

Q. オーランドに来たきっかけ
A. コーネル大学ホテル経営学部で博士号取得後1年間客員教員で教えていたのですが、正式なテニュアトラックのポジションを探していた時に、コーネル大学元教授から紹介を受けて、最終的にはオファーを頂いた米国3大学中からこちら(セントラルフロリダ大学・ローゼンホスピタリテイ経営学部)を選びました。その教授はボストン大学に移ってしまったのですが、わたくしはまだ残っています。

Q. 日本で行きたいところ/日本に帰りたいと思ったとき
A. 日本の大学関係や役所関係の仕事で東京や地方各地を往訪するのですが、温泉のある場所、歴史のある場所には魅かれます。有馬温泉、山口湯田温泉、別府、京都、奈良、大阪、神戸、沖縄、どこでもジョギングでその街の雰囲気を楽しみます。最近は北九州と対馬が印象深かったです。年に6−7回行くので、自分で日本に帰りたいと感じる前に次の2泊4日来日出張が来ます。

Q. オーランドの好きなところ
A. 空港が素晴らしい所。コーネル大学の時はどこに行くのも本当に不便でしたが、今は欧州や南米出張が超便利で、本当に有難い場所です。訪日も一回乗換だけで行けるので。あとは一年中Tシャツで走れるという点。プール等の公共施設も充実。あとは研究分野では、観光・ホスピタリテイ経営関連のデータ取得に関しては全米一の場所です。

Q. オーランドの不便なところ
A. スキー、スノーボード好きなわたくしには雪が遠すぎる所。温泉が無い。

Q. オーランドで好きなレストラン
A. サブウエイ等が多いですが、日本料理は、オフィス近隣の各店に満遍なくお世話になっています。ハナミズキ、すし富、あき、スシオロジー、スシキチ様等です。いつも同じ注文なので、「はらさん、またあれね?」という感じで、ありがたいことです。

Q. オーランドでの娯楽
A. 本当はラグビーしたいところですが、歳が歳なので仲間もおらず、今は毎朝日課のジョギング等でしょうか。娯楽かと思って始めた割には無給で苦労の方が多い試練のような気もしますが、地元非営利団体2つで理事職をしています。一つは日系教育機関絡み、もう一つは全米初の黒人町としての歴史を持つオーランド郊外のイートンビルでAssociation to Preserve Eatonville Community (PEC) の財務担当理事をしています。http://zorafestival.org/about-the-organization-who-we-are/board-of-directors-2/ どちらも教育経営関係です。

Q. 生きがいはなんですか?
A. 自分の研究論文が査読付専門学術誌に掲載されて、世界の同分野研究者たちの残した隙間を埋める事が出来たときは本当に嬉しい。後はあまり数字の得意でない学生達に逆行列計算や経済効果計算を教えて、彼らがノーベル賞受賞理論を自分で使いこなせるようになって喜んでいるのを見ると、国籍問わず次世代の可能性をもっと引き出してあげたいと思います。MOOC(無料オンラインコース) で世界中の学生に難解な観光統計と経済効果計算手法を教えて、世界各地の受講者から正解やコメントを得たときは、お互いがそういう時代に生まれた幸運を感じます。

Q. 今後の目標・夢はなんですか?
A. 産業としての観光を促進するために、世界の政府統計局・観光省、国際機関の英知を集めて観光統計を強化する、この世界的な流れへUnited Nations World Tourism Organization本部と同アジア太平洋支部のコンサルタント・アドバイザーの役割を通じて貢献継続することが当面の目標。 母国日本がもっと観光立国政策を推進し、インバウンド3千万人を実現し、地域経済活性化するための必須のインフラである「経営人材・世界で勝負出来る高質な人材」を大量に育成するためには、大学の研究能力強化が必須であり、それの実現に側面から貢献出来れば素晴らしい。それが出来れば、ソチからそう遠くないウクライナのクリミア半島ヤルタあたりで温泉に浸かって楽しく引退。

編集者より
いつ、どこでお会いしても笑顔の原先生は、昨年度よりオーランド補習校の理事長もされているそうです。これからも日本コミュニティー、子供達の為に益々のご活躍をお祈り申し上げます。
この度はお忙しい所ご協力ありがとうございました。(写真左より、原先生、教授、学部長)

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